こんにちは。
滋賀県野洲市の「ぽくぽくトークセン」と「ぽかぽかユーファイ」の女子部屋、右の筐です。
台風ですね。各地に被害など無ければいいなぁと願います。
そんな中、今日も元気にざしきわらしってますヾ(✿❛◡❛)ノ
今日は趣味のネタ。
まったく体メンテナンスも女子話もハーブもアロマも出てきません!
完全に関係ないネタですが、我慢できん!
ようするに「BANANA FISH」アニメ化!!
はぅ~、なんと言うことでしょう~。(灬ºωº灬)
「BANANA FISH」は1985年~少女コミックで連載された吉田秋生先生の不屈の名作です。
まぁ、その辺はwiki先生にご説明頂きましょう。
ZashikiAzarashiはもともと少女コミック系は読まない人だったので(漫画雑誌には住み分けができていた)かなり巻数が出てから読み始めました。
絵がね、ちょっと苦手だったんです。
でも、その辺は脳内変換して、かなり大人な内容に驚きつつ読みふけった思ひ出があります。
麻薬とかマフィアとか売春、男娼、人身売買とかね・・・。
ストーリーはもうあまり覚えてないので、うろ覚えでお送りいたします(いいのか?)
お話の大筋は、何やら麻薬に絡む陰謀に巻き込まれていくようなお話だったような・・・
しかし!重要なのはそんなとこじゃないのです! Σ(゚ω゚)
いや、キャラを創っていくのに、生い立ちや環境、事件はとっても重要ですが・・・
でも、良いんです!(`・ω・´)
アッシュ・リンクスという、並外れたカリスマ性を持った、美しい、けれども厳しい生い立ちのゆえに寂しさに囚われていた少年が、英二という少年と出会い、無償の愛を知っていくという、その過程が重要なのです!!!
アッシュ・・・ふくしい(ノ゚ω゚)ノ*
アッシュはたいへん美しく、頭脳明晰IQ180以上の天才。
人を操る技にも長け、絶対性のカリスマがあるわけですよ。
きっと英二と出会う前から崇拝者ってたくさんいたと思うのですが、その辺の雑魚た…仲間と英二の愛は何が違ったんでしょうね?
そもそも無償の愛ってなんだw
あと、似たような寂しい登場人物として月龍がいますね。
ブランカといるのが多かったような
名声や地位などに興味が薄いアッシュと違って、チャイニーズマフィアのトップに昇りつめた(かったのかな?)ほどの野心家さん。
月龍も、それなりに支持者もいるんですが、それに気づかない寂しがり屋さんですな。
権力を手に入れたとしても、英二のような無二の存在を持たないことに、強い劣等感を感じアッシュと英二と敵対する・・・と
ビジュアル的にも対照的な、この二人の対峙も面白かった。
欲がない者が救われるっていう単純なものでも無いと思うけどね(・A・)
英二君はちょっと弱腰の優しい少年・・・青年?。
今ならきっと草食系って言われるはず。
普通の日本の大学生なので、危機管理もイマイチ。
後々、アッシュの唯一の弱点となり、いろいろ狙われたりしますが、それでもアッシュの身を案じ傍を離れようとしませんでした。
日本の大学生ではあまり遭遇しない命のやり取りに巻き込まれ、焦燥感や疲労、神経が擦り切れるほどのギリギリの状態の中で、変わらず思いやりと愛情を投げかけることができる英二の強さは何に起因するんだろうか。
私ならぽーいと投げ出しちゃうかも(*'ω'*)
長い時間と犠牲を払って、死ぬ思いで事件を解決して、やっと身の回りが落ち着いたラストシーンのアッシュが衝撃的過ぎて・・・数日は凹んでいた覚えがあるなぁ。
当時の友人、泣いてたしなw
そんな感じで少女漫画界に燦然と輝く金字塔「BANANA FISH」
容姿にも才能にも恵まれた、でも寂しい少年が、大人の裏社会を敵に回しつつ、無償の愛を知っていくお話です。
出てくるキャラも魅力的で、余剰な登場人物はいません。
まるでアメリカ映画を見ているようなコマ割りも素晴らしいです。
たぶん、もっと好きな漫画はいっぱいあったし、絵的に引き込まれる漫画家さんも山ほどいたけど、やっぱり忘れられない一作です。
アニメ化を機会にぜひ読み返してみてください。
アッシュのお師匠ブランカさんも男前
うーん、今全巻読み返したら、また違うことを感じるんだろうな。
19巻か・・・(´-`)
あと光の庭と・・・絶対「YASHA」も読み返したくなるじゃろ?
大変じゃて。
吉田秋生先生は、世界を巻き込むような壮大な設定で、人間離れしたキャラが人間離れした活躍をするお話も、
対照的に学生さんのありふれた日常の中の小さな事件を積み重ねていくお話も描かれます。
どちらも、人の感情の小さな振りを描くのに長けた方だと思います。
時々、本当に心臓を握りこまれますw
光の庭
さて、ZashikiAzarashi個人的にすごく印象深いシーンがありまして。
アッシュが組織から逃亡しているときのワンシーンですが。
警察にも手が回っていて、金髪碧目ハイティーンの少年を探せという指令が出ていたなか、
まさしくその条件に合う少年がいたわけですよ。
街のど真ん中の公園?で。
まぁ、それがアッシュ本人だったんですがね(・A・)
二人連れのポリスが発見!
その一人が職務質問して~、それからおじさん(ナックスだったけ?伊部さんだったっけ?)が来て「甥です」とか適当にごまかすんですわ。
少年は気弱そうに、すぐおじさんの背中に隠れちゃって・・・
で、その時の見ていたもうひとりのポリスが職質している同僚を止めるんです。
「もういいだろう、やめておけ。だいたい、真昼間にバーバーリーのカシミヤのコートを着ている○○大学のぼっちゃんがギャングなわけないだろう?」
(的な会話。マフラーだったかな?細かいところは忘れました)
で、アッシュもおじさんも何事もなく解放されました。
確かに、その時のアッシュもおじさんもとっても高級かつ上品な服装をしていたわけですわ。
そこを読んだZashikiAzarashiは
(なるほど。あちらのお国では服装で判断されるのね(・A・))
と、斜め上行く感想をもったですよ( ˘ω˘)。
ほら、日本じゃ立場や収入に関係なくブランド品って持ってるからね~。
今でもそれは刷り込まれてるかなw
最近、ドラマだの映画だのは殆どが漫画原作ですね。
固定Fanもついてるし、脚本ほとんどできてるし、制作側もラクなんでしょうか?
それとも、漫画文化が文字文化と肩を並べる存在になってきたということでしょうかね。
漫画業界も、重い話は減って来てライトなお話が増えていますが、たまにはこういう、正視するには少々痛みを生じる感情の機微を描いた作品も出して行ってほしいものです。
BANANA FISH読みたいなぁw
最後に初回のビジュアルに負けちゃダメ!
©吉田秋生 小学館
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